雪の日に裏千家様のお茶事・・・懐石お支度させていただきました！

裏千家様のお茶事・・・懐石お支度させていただきました！

金沢は雪でございまして

前日に､お茶室の雪の具合を見に行ってきました。

駐車場から200mぐらいのお茶室までは

台車がなんとか通れそうなほど除雪されていたので

（お～～～し！　コレなら数回往復すればイケるぞ！）と思いました。

そしたら

夜の間に雪が20cmぐらい積もって

とても台車なんか使えそうもなくて

正式のお茶事でしたので､お道具の量がハンパなかったんですよ。

今日がお休みのだんさんに頼んで

送ってもらって、おまけに荷物運びしてもらいました

一人ではとうていできませんでした

だんさん　ありがとう😊

こんな感じ！

風情があって美しいでしょ！　

でもね・・・

わたくしが担当させていただくお茶室の水屋は暖房などあるはずもなく自分の吐く息が白かったですでも、そんなこと承知済み！さて､一期一会の気持ちでがんばります！


お茶事は、なによりも「ごはん」が大事です！懐石でのごはんは3回に分けてお出しします。
水屋の熱源はＩＨなので、土鍋でごはんを炊くために、うちからカセットコンロを持って行きました。

お茶室の進行のご様子を伺いながらまずは、火を止めたばかりのまだ蒸れていないごはんを「一文字」に盛って「膳出し」としてお出しします。


白味噌仕立ての汁もご用意します。

向付けは､真鯛の昆布〆

膳出し

本日の「煮物椀」は「タラバガニのしんじょ」

2回目と3回目のごはんは「飯器（はんき）」に盛って持ち出していただきお客様に取り回してもらいます。




ぶりの幽庵焼き




柿なます





箸洗い


八寸裏千家様ですので手前が海、奥が山のもの。





最後は「湯斗」




わたくしは､完全に黒子で水屋に詰めておりました。お客様のお顔も見ておりません。でも、お茶室から漏れてくる和やかな雰囲気は最高でした。ご亭主や水屋の半東さまのお人柄だと思いました。





お茶というといろいろな決まり事やお作法を覚えなければならないと堅苦しく考えがちです。でも、本質はもっとシンプルなのかもしれません。ぜんぜんお茶を極めていないわたくしが言うのはおこがましいのですがお茶の先生方にお会いする度に慣れることで楽しめるのかもしれないと思います。

今日もよい機会を与えてくださったＮ先生に心よりお礼申します。

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